- 2006-05-26 (金) 10:44
- 読書

ブログ移転お知らせ
※ブログ移転しました。 新ブログはhttp://yasada.bizとなります。 なお、このブログの記事に関しては移動を行わない予定です。
インターネット世界の今後
![]() |
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫 筑摩書房 2006-02-07 |
Web2.0の世界
WWWがTim Berners-Leeによって提唱されてから10数年。
通信の高速化、検索技術の進歩などを経て、新たな潮流がやってきています。
本書は次世代Webとでも言える「Web2.0」についてまとめられた1冊です。
「Web2.0」は、一言でいうなら、「利用者が能動的な表現者となれる世界」。
ブログやSNSなど、ユーザーが表現できる場所が増えた事で、情報量が今まで以上に増大しています。
これによって、以前は気にとめられなかったような、
しかもそれでいて有益な情報に対する注目が増え始めています。
注目点
Web2.0を語るために大切な、
「三大潮流」と「三大法則」を、筆者は次のように定義します。
三大潮流:
1.オープンソース
2.チープ革命
3.インターネット
三大法則:
1.神の視点からの世界理解
2.ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
3.消えて失われていったはずの価値の集積
「三大潮流」は技術的な物が進歩していく側面、
「三大法則」はWeb世界の特徴を示した物、と見ることもできます。
能動的コンテンツに向けて
現在、ブログなどでは「タグ付け」という作業がよく行われています。
一つの記事に対して、「キーワードを設定する」というものも、
広い意味ではタグ付けと考えることもできます。
このようなタグ付けを通し、
検索効率を上げていくことが大きな目的の一つにあるわけですが、
むやみやたらとタグだけが増えた場合、逆に収集がつかなくなる恐れもあります。
特に問題となるのは「同義語」の判断。
簡単な物では「表記揺れ」がありますが、概念的なものを表現する場合、
人によって用いる単語が変わってしまうこともあり得ます。
タグの体系化作業のように、ある程度「秩序」を作り上げないと、
整理されたWeb世界を目指すはずが、逆にカオス化してしまう恐れもあるのでは。
いわば、玉石混淆。
万人にとっての「玉」もあるでしょうが、
人によって評価が割れるものも多くあります。
このような「各自の判断によって異なる」玉と石をどう判別するか。
難しいところではありますが、
有効利用をするためには、避けて通ることのできない道でしょう。
関連する記事
- Newer: 41冊目:科学者という仕事
- Older: 39冊目:優雅な暮らしにおカネは要らない
-
Ater
-
Aoink















